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診療のご案内

リハビリテーション課紹介

リハビリテーション課の特色

当科は朝8時(祝日も含む)よりリハビリテーションセンターを開放し、早朝リハビリテーションが実施できる体制を整えております。入院患者では、発症・受傷の初期段階より理学療法や作業療法、必要に応じて言語聴覚療法(嚥下訓練・摂食機能訓練を含む)を実施し、日常生活の早期自立を目指したリハビリテーションを行っております。また透析患者さん、入院患者さんや退院支援における様々なカンファレンスに、リハビリスタッフが積極的に参加し、集学的な関わりにて患者支援を行っています。

施設概要

当院の施設基準は、脳血管Ⅰ・運動器Ⅰ・呼吸器Ⅰ・心大血管Ⅱ、がんリハビリの施設認可を取得しております。また、当院の患者さんの特性に合わせ、安全で効果的なリハビリ機器を設置しております。スタッフ構成は理学療法士9名、作業療法士4名、言語聴覚士2名、助手1名となっております。
(2019年6月11日現在)

当院のリハビリ診療時間は8時から15時半までとなっております(8時から9時までは透析患者さんを優先します)。リハビリをご希望の方は主治医にご相談ください。また、初診の方は総合診療科診察時にご相談ください。。
(外来リハビリは保険の関係上、一部制限が発生する場合があります)

  • リハビリテーションセンター
    リハビリテーションセンター
  • 心電図モニターによる状態管理
    心電図モニターによる状態管理

理学療法の紹介

理学療法部門では、脳卒中後遺症や骨折・関節疾患、心疾患、呼吸器疾患などの他にもがんリハなど多様なリハビリテーションを行っており、その中でも腎臓病や、糖尿病に対する内部障害リハビリテーションには特に力を入れています。
腎臓リハビリテーションでは、腎不全保存期から血液透析、腹膜透析、腎臓移植前後の患者さんなど様々な病期の患者さんに対応しています。また糖尿病リハビリテーションでは、近年増加の一途をたどっている糖尿病性壊疽による足の切断予防に取り組んでいます。(足病変の状況に合わせてフットウエアの調整を行います)
理学療法では単に体力向上を目的とした運動療法の実施だけではなく、患者さんの心身状態や、生活スタイルにフィットしたプログラムの提供が大切と考えています。患者さんへの個別対応の他にも当院が主催する各種健康教室の参加運営に携わっています。
内部障害のリハビリテーションは運動療法のみではなく、薬物療法、食事療法、患者教育などの包括的なリハビリテーションが必要であり、常時他職種協業でのリハビリテーションの実施を心がけています。

  • トレーニング機器による運動療法
    トレーニング機器による運動療法

    トレーニング機器による運動療法
    義肢装具士によるインソール講習

  • 透析中のリハビリテーション
    透析中のリハビリテーション

作業療法の紹介

作業療法部門では、入院・外来患者さんを対象として「頭と身体、そして生活のリハビリ」に楽しみを交えながら実施しております。
頭と体のリハビリとして、脳トレや四季折々の物づくりを提供します。また集団体操などを用いて患者さん同士がコミュニケーションを取りながら楽しくリハビリを行い、活気を取り戻す支援をいたします。
また当院では、認知症や知能(IQ)の検査にも取り組んでおります。認知機能や知能の検査としてHDS-R、MMSE、WAIS-III等を取り入れており、検査結果に基づいたリハビリや退院支援に活用させて頂いております。
生活のリハビリでは、日常生活動作の再獲得を目指し歩行や着替え・食事・トイレ・入浴の動作練習を実施すると同時に、専門知識を持ったスタッフが必要に応じた福祉用機器の選定も行っております。
透析患者さんへはライフスタイルに合わせたタイミングでリハビリが行えるよう配慮し、朝の体操を実施しております。朝の透析前という時間を有効活用し、体力の維持、および入院で崩してしまいがちな生活リズムを整える手伝いをいたします。
また退院後に、透析通院に送迎バスを利用する患者さんを対象として送迎バスの乗降評価を行います。患者さんご本人やその家族が、より安心で安全な透析通院ができるよう支援いたします。

  • 透析前のリハビリ風景
    作業活動の風景

    送迎バス昇降評価
    送迎バス昇降評価

  • 日常生活動作の練習
    日常生活動作の練習

言語聴覚療法の紹介

言語聴覚療法部門では、言語聴覚士がコミュニケーション障害や記憶障害、食べ物が飲み込みこみにくい等の障害のある方々に対してリハビリを行っています。
ことばを聞いたり理解すること、話すこと、書くこと、計算などが難しくなる障害(失語症)や記憶障害や注意障害(高次脳機能障害)に対して検査や訓練を行います。
のどや舌・唇を動かす筋肉や神経、声の障害(構音障害)に対して検査や訓練を行います。嚥下訓練の検査では簡易的な検査以外に嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行い、より精度の高い訓練を行います。
訓練には家族の方に参加して頂くこともあります。ことばの障害ではコミュニケーションを円滑に行えるように補助手段の使用方法を家族の方にも学んで頂くこともあります。また、嚥下の障害では食事の調理方法や注意点を覚えて頂くこともあります。
当院は入院患者以外に外来患者に対してもコミュニケーション障害や高次脳機能障害、嚥下障害のリハビリや検査も行っております。在宅の生活に沿えるように努めるとともに、より質の高いリハビリテーションを心がけています

  • 声帯や飲み込みの検査
    声帯や飲み込みの検査
  • 舌の力の測定
    舌の力の測定

    絵カードを用いた言語訓練
    絵カードを用いた言語訓練

診療実績

2018年度(2018.4.1~2019.3.31)のリハビリテーション件数は、36,330件でした。疾患別リハビリテーションでは脳疾患が37%、運動器疾患が35%であり、がんリハビリテーションが10%でした。また、当院で血液透析治療を受けられている患者さんの40%がリハビリテーションを実施していました。
リハビリテーション効果は、日常生活動作の能力を示す値 FIM (Functional Independence Measure:自分では何もできない状態の18点から自立の126点までを表す)という方法を用いて評価しております。

  • 疾患別リハビリテーション
  • 当院透析患者のリハビリ実践率
  • リハビリテーション効果

資格

当院リハビリテーション課では、リハビリスタッフが各学会等の専門資格を取得し、診療の質の向上に努力しております。

取得資格一覧

  • 専門理学療法士(内部障害) 1名
  • 糖尿病療養指導士 1名
  • 認定呼吸療法士 1名
  • 認知症ケア指導士 3名
  • 骨粗鬆症リエゾンマネージャー 1名
  • 腎臓リハビリテーション指導士 2名
  • 介護支援専門員 1名
  • フットケア指導士 1名
  • 福祉住環境コーディネーター2級 1名
  • 福祉用具専門相談員 2名

研究活動

学会発表

  • 透析患者における身体機能と栄養障害との関連の検討
    第64回 日本透析医学会学術集会・総会(2019.6.28~30)
    楯 健吾
  • 当院の外来血液透析患者における転倒と身体機能の現状調査
    第64回 日本透析医学会学術集会・総会(2019.6.28~30)
    中村 智哉
  • 糖尿病性腎症により透析治療に至った患者の作業療法経験
    第27回 愛知県作業療法学会(2019.5.26)
    村手 愛理
  • 低負荷運動療法の継続が透析患者の下肢筋力に与える効果
    第9回 日本腎臓リハビリテーション学会(2019.3.9~10)
    藤原 雄大
  • 集団調理実習によるCKDチーム医療のアプローチ~理学療法士の取り組み~
    第9回 日本腎臓リハビリテーション学会(2019.3.9~10)
    小関 裕二
  • CKDチーム医療のアプローチ~理学療法士の取り組み~
    第9回 腎臓とリハビリを考える集い(2019.2.26)
    小関 裕二
  • 誤嚥性肺炎を繰り返す患者への退院時指導法の検討
    第34回 日本静脈経腸栄養学会(2019.2.14~15)
    安田 奈緒子
  • 女性透析外来患者における骨粗鬆症及び骨粗鬆症ハイリスク群の現状調査
    第9回 透析運動療法研究会(2019.2.10)
    林 史人
  • 血液透析患者の前頭葉機能について~HDS-Rを用いた非血液透析患者との比較~
    第52回 日本作業療法学会(2018.9.7~9.9)
    濱地 亮輔
  • CKD保存期患者のリハビリ
    第8回 腎臓とリハビリを考える集い(2018.8.28)
    小関 裕二
  • 透析患者の活動量調査
    第63回 日本透析医学会学術集会・総会(2018.6.29~7.1)
    藤原 雄大
  • 透析患者における身体機能と栄養障害および生命予後との関連の検討
    第63回 日本透析医学会学術集会・総会(2018.6.29~7.1)
    楯 健吾
  • KM-CART(改良型腹水濾過濃縮再静注法)施行患者への理学療法経験
    ~入院時における在宅生活へのアプローチを実施した症例~
    第27回 愛知県理学療法学会(2018.3.11)
    笠井 麻衣
  • 活動量計を利用した透析患者の活動量調査
    第7回 腎臓とリハビリを考える集い(2018.2.28)
    藤原 雄大
  • 嚥下障害タイプ分類からみえる誤嚥のリスク
    第33回 日本静脈経腸栄養学会(2018.2.24)
    前岡 雄輔
  • 入院中の透析前リハビリの取り組み
    第7回 日本腎臓リハビリテーション学会(2018.2.18~2.19)
    楠本 広太
  • 透析患者の慢性微弱炎症と栄養状態が運動効果に及ぼす影響
    第27回 東海透析技術交流会(2017.11.17)
    小関 裕二
  • 長期臥床から経口摂取可かつ在宅可となった症例―二次性シェーグレン症候群を合併した全身性強皮症患者―
    第23回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会(2017.9.15~16)
    安田 奈緒子
  • 透析患者の身体活動量維持に向けた取り組み
    第62回 日本透析医学会学術集会・総会(2017.6.16~18)
    曽我 竜佑
  • 透析導入前よりリハビリテーション介入した糖尿病原疾患の血液透析症例
    第2回 日本糖尿病理学療法学会(2017.3.12)
    小関 裕二
  • 入院中の透析前リハビリの取り組み
    第5回 腎臓とリハビリを考える集い(2017.2.14)
    杉田 拓哉
  • 入院血液透析患者の不安とADL~第2報~
    第16回 東海北陸作業療法学会(2016.11.26~27)
    濱地 亮輔
  • 透析患者のADL能力維持に向けた取り組み~第2報~
    第61回 日本透析医学会学術集会・総会(2016.6.10~12)
    曽我 竜佑

講演

  • 腎臓にやさしい運動
    第9回 腎臓から考える健康ライフセミナー(2019.4.6)
    小関 裕二
  • 糖尿病透析患者に対する理学療法
    第69回 愛知県糖尿病療養指導研究会学術講演会(2019.3.17)
    曽我 竜佑
  • 日常的に行うOFF HDエクササイズの実践「家庭で行うセルフコンディショニング」
    第9回 透析運動療法研究会(2019.2.10)
    小関 裕二
  • CKD患者のリハビリ~保存期から導入期~
    第5回 四日市糖尿病と腎症を語る会(2018.10.29)
    小関 裕二
  • リハビリテーション対象患者に対するフットケアの実際
    H30年度非外傷性下肢慢性創傷予防研修会(2018.9.2)
    曽我 竜佑
  • より良く透析通院を続けていただくために
    第5回 愛知透析QOLカンファレンス(2018.8.25)
    小関 裕二
  • 当院における透析患者に対する低負荷運動療法の効果
    第9回 腎臓とリハビリを考える集い(2019.2.26)
    藤原 雄大
  • 脳卒中リハビリテーションの臨床と研究 腎障害合併例の注意点
    愛知県理学療法学会 brush up セミナー(2018.2.10)
    小関 裕二
  • 透析患者のリハビリテーション
    第10回 腎と透析研究会(2018.2.2)
    小関 裕二
  • 糖尿病性壊疽により左第2~5趾切断に至った症例‐創部治癒経過と疼痛アプローチに着目して‐
    第4回 腎臓とリハビリを考える集い(2016.8.30)
    楯 健吾
  • 当院における透析患者に対するリハビリテーション
    第11回 日本透析クリアランスギャップ研究会学術集会(2016.8.27~28)
    藤原 雄大