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診療のご案内

リハビリテーション課紹介

リハビリテーション課の特色

当科は朝8時(祝日も含む)よりリハビリテーションセンターを開放し、早朝リハビリテーションが実施できる体制を整えております。入院患者さんでは、発症・受傷の初期段階より理学療法や作業療法、言語聴覚療法を実施し、日常生活の早期自立を目指したリハビリテーションを行っております。また透析患者さん、入院患者さんや退院支援における様々なカンファレンスに、リハビリスタッフが積極的に参加し、集学的な関わりにて患者支援を行っています。

施設概要

当院の施設基準は、脳血管Ⅰ・運動器Ⅰ・呼吸器Ⅰ・心大血管Ⅱ、がんリハビリの施設認可を取得しております。また、当院の患者さんの特性に合わせ、安全で効果的なリハビリ機器を設置しております。スタッフ構成は理学療法士9名、作業療法士4名、言語聴覚士2名となっております。
(2021年6月25日現在)

外来患者のリハビリ診療時間は8時から15時半までとなっております(新型コロナ感染症対策により、リハビリ対応時間は変更があります)。リハビリをご希望の方は主治医にご相談ください。また、初診の方は総合診療科診察時にご相談ください。外来リハビリは、医療保険の算定日数内で実施します。介護保険下の通所リハは実施しておりません。
感染対策としてスタッフの体調チェックや機器の消毒、リハビリ時間の調整等を行っております。リハビリ実施の際は、体温測定・入退室時の手洗い等のご協力をお願いいたします。

  • リハビリテーションセンター
    リハビリテーションセンター
  • 心電図モニターによる状態管理
    心電図モニターによる状態管理

理学療法の紹介

理学療法部門では、脳卒中後遺症や骨折・関節疾患、心疾患、呼吸器疾患などの他にも、がんリハなど多様なリハビリテーションを行っており、その中でも腎臓病や糖尿病に対する内部障害リハビリテーションに力を入れています。
腎臓リハビリテーションでは、腎不全保存期から血液透析、腹膜透析、腎臓移植前後の患者さんなど様々な病期の患者さんに対応しています。また糖尿病リハビリテーションでは、近年増加の一途をたどっている糖尿病性壊疽による足の切断予防に取り組んでいます。(足病変の状況に合わせてフットウエアの調整を行います)
理学療法では単に体力向上を目的とした運動療法の実施だけではなく、患者さんの心身状態や、生活スタイルにフィットしたプログラムの提供が大切と考えています。
内部障害のリハビリテーションは運動療法のみではなく、薬物療法、食事療法、患者教育などの包括的なリハビリテーションが必要であり、常時多職種協業でのリハビリテーションの実施を心がけています。

  • トレーニング機器による運動療法
    トレーニング機器による運動療法

    トレーニング機器による運動療法
    義肢装具士によるインソール講習

  • 透析中のリハビリテーション
    透析中のリハビリテーション

作業療法の紹介

作業療法部門では、入院・外来患者さんを対象として「頭と身体、そして生活のリハビリ」に楽しみを交えながら実施しております。
頭と体のリハビリとして、脳トレや四季折々の物づくりを提供します。また患者さん同士がコミュニケーションを取りながら楽しくリハビリを行い、活気を取り戻す支援をいたします。
また当院では、認知症や知能(IQ)の検査にも取り組んでおります。認知機能や知能の検査としてHDS-R、MMSE、WAIS-III等を取り入れており、検査結果に基づいたリハビリや退院支援に活用しています。
生活のリハビリでは、日常生活動作の再獲得を目指し歩行や着替え・食事・トイレ・入浴の動作練習を実施すると同時に、専門知識を持ったスタッフが必要に応じた福祉用機器の選定も行っております。
透析患者さんへはライフスタイルに合わせたタイミングでリハビリが行えるよう配慮し、朝の体操を実施しております。朝の透析前という時間を有効活用し、体力の維持、および入院で崩してしまいがちな生活リズムを整える手伝いをいたします。
また退院後に、透析通院に送迎バスを利用する患者さんを対象として送迎バスの乗降評価を行います。患者さんご本人やその家族が、より安心で安全な透析通院ができるよう支援いたします。

  • 透析前のリハビリ風景
    作業活動の風景

    送迎バス昇降評価
    送迎バス昇降評価

  • 日常生活動作の練習
    日常生活動作の練習

言語聴覚療法の紹介

言語聴覚療法部門では、言語聴覚士がコミュニケーション障害や記憶障害、食べ物が飲み込みこみにくい等の障害のある患者さんに対してリハビリを行っています。
ことばを聞いたり理解すること、話すこと、書くこと、計算などが難しくなる障害(失語症)や記憶障害や注意障害(高次脳機能障害)に対して検査や訓練を行います。
のどや舌・唇を動かす筋肉や神経、声の障害(構音障害)に対して検査や訓練を行います。
また、当院では飲み込みの障害(嚥下障害)に対しての検査も行います。簡易的な検査以外に嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行い、より精度の高い訓練を行います。検査結果をもとに必要な訓練を行います。
訓練には家族の方に参加して頂くこともあります。ことばの障害ではコミュニケーションを円滑に行えるように補助手段の使用方法を家族の方にも学んで頂くこともあります。また、飲み込みの訓練では食事の調理方法や注意点を覚えて頂くこともあります。
当院は入院患者さん以外に外来患者さんに対してもコミュニケーション障害や高次脳機能障害、嚥下障害のリハビリや検査も行っております。在宅の生活に沿えるように努めるとともに、より質の高いリハビリテーションを心がけています。

  • 声帯や飲み込みの検査
    声帯や飲み込みの検査
  • 絵カードを用いた言語訓練
    絵カードを用いた言語訓練

    舌の力の測定
    舌の力の測定

診療実績

2020年度(2020.4.1~2021.3.31)のリハビリテーション件数は、43,900件でした。疾患別リハビリテーションでは運動器疾患が27%であり、脳疾患が31%、がんリハビリテーションが8%でした。また、当院で血液透析治療を受けられている患者さんの48%がリハビリテーションを実施していました。
リハビリテーション効果は、日常生活動作の能力を示す値 FIM (Functional Independence Measure:自分では何もできない状態の18点から自立の126点までを表す)という方法を用いて評価しております。

  • 疾患別リハビリテーション
  • 当院透析患者のリハビリ実施率
  • リハビリテーション効果

資格

当院リハビリテーション課では、リハビリスタッフが各学会等の専門資格を取得し、診療の質の向上に努力しております。

取得資格一覧

  • 専門理学療法士(内部障害) 1名
  • NST専門療法士 1名
  • 日本糖尿病療養指導士 3名
  • 認定呼吸療法士 1名
  • 認知症ケア指導士 3名
  • 骨粗鬆症リエゾンマネージャー 1名
  • 腎臓リハビリテーション指導士 2名
  • 介護支援専門員 1名
  • フットケア指導士 1名
  • 福祉住環境コーディネーター2級 1名
  • 福祉用具専門相談員 2名

研究活動

学会発表

  • 血管内治療,外科的血行再建術後にグラフト結紮に至った包括的高度慢性下肢虚血(CLTI )患者に対する理学療法
    第1回 日本フットケア・足病医学会年次学術集会(2020.12.4~5)
    林 有
  • 当院の外来血液透析患者における転倒と身体機能の現状調査
    第65回日本透析医学会学術集会・総会(2020.11.2~24)
    中村智哉
  • 嚥下訓練との組み合わせにおける舌圧の相乗効果についての検討
    第35回日本臨床栄養代謝学会(2020.2.27)
    前岡雄輔
  • 透析患者の活動習慣の調査と活動習慣の有無が身体機能に与える影響
    第10回日本腎臓リハビリテーション学会(2020.2.22~23)
    藤原雄大
  • 当院の外来血液透析患者における転倒と身体機能の現状調査
    第10回日本腎臓リハビリテーション学会(2020.2.22~23)
    中村智哉
  • 腎移植患者の認知機能
    第10回日本腎臓リハビリテーション学会(2020.2.22~23)
    濱地亮輔
  • 当院外来患者におけるサルコペニアと栄養障害との関連
    第10回日本腎臓リハビリテーション学会(2020.2.22~23)
    楯 健吾
  • 腎移植患者の認知機能は低下しない??
    第53回日本臨床腎移植学会(2020.2.19~21)
    濱地亮輔
  • 腎移植患者の認知機能について
    第19回東海北陸作業療法学会(2019.10.17)
    濱地亮輔
  • 外来透析患者の骨粗鬆症及び骨粗鬆症ハイリスク群の現状とバランス機能の関係
    第21回日本骨粗鬆症学会(2019.10.12)
    林 史人
  • 透析患者における身体機能と栄養障害との関連の検討
    第64回 日本透析医学会学術集会・総会(2019.6.28~30)
    楯 健吾
  • 当院の外来血液透析患者における転倒と身体機能の現状調査
    第64回 日本透析医学会学術集会・総会(2019.6.28~30)
    中村 智哉
  • 糖尿病性腎症により透析治療に至った患者の作業療法経験
    第27回 愛知県作業療法学会(2019.5.26)
    村手 愛理
  • 低負荷運動療法の継続が透析患者の下肢筋力に与える効果
    第9回 日本腎臓リハビリテーション学会(2019.3.9~10)
    藤原 雄大
  • 集団調理実習によるCKDチーム医療のアプローチ~理学療法士の取り組み~
    第9回 日本腎臓リハビリテーション学会(2019.3.9~10)
    小関 裕二
  • CKDチーム医療のアプローチ~理学療法士の取り組み~
    第9回 腎臓とリハビリを考える集い(2019.2.26)
    小関 裕二
  • 誤嚥性肺炎を繰り返す患者への退院時指導法の検討
    第34回 日本静脈経腸栄養学会(2019.2.14~15)
    安田 奈緒子
  • 女性透析外来患者における骨粗鬆症及び骨粗鬆症ハイリスク群の現状調査
    第9回 透析運動療法研究会(2019.2.10)
    林 史人
  • 血液透析患者の前頭葉機能について~HDS-Rを用いた非血液透析患者との比較~
    第52回 日本作業療法学会(2018.9.7~9.9)
    濱地 亮輔
  • CKD保存期患者のリハビリ
    第8回 腎臓とリハビリを考える集い(2018.8.28)
    小関 裕二
  • 透析患者の活動量調査
    第63回 日本透析医学会学術集会・総会(2018.6.29~7.1)
    藤原 雄大
  • 透析患者における身体機能と栄養障害および生命予後との関連の検討
    第63回 日本透析医学会学術集会・総会(2018.6.29~7.1)
    楯 健吾

講演

  • CKD病期におけるシームレスな関わり(理学療法士として)
    第10回日本腎臓リハビリテーション学会(2020.2.22~23)
    小関裕二
  • CKDのリハビリテーション
    臨床一般検査研究会 CKDにおけるチーム医療の現状を知ろう (2019.11.9)
    小関裕二
  • 理学療法対象患者に対する創傷形成予防とフットケアの実際
    日本糖尿病理学療法学会 足病変予防の理学療法研修会(2019.8.4)
    曽我竜佑
  • 腎臓にやさしい運動
    第9回 腎臓から考える健康ライフセミナー(2019.4.6)
    小関 裕二
  • 糖尿病透析患者に対する理学療法
    第69回 愛知県糖尿病療養指導研究会学術講演会(2019.3.17)
    曽我 竜佑
  • 日常的に行うOFF HDエクササイズの実践「家庭で行うセルフコンディショニング」
    第9回 透析運動療法研究会(2019.2.10)
    小関 裕二
  • CKD患者のリハビリ~保存期から導入期~
    第5回 四日市糖尿病と腎症を語る会(2018.10.29)
    小関 裕二
  • リハビリテーション対象患者に対するフットケアの実際
    H30年度非外傷性下肢慢性創傷予防研修会(2018.9.2)
    曽我 竜佑