当院は創立以来、肝臓病および腎臓病の専門病院を大きな特徴として掲げてきました。今日では診療科も増え、さまざまな疾患の診療を行っていますが、肝腎の専門性も引き続き受け継いでいます。
肝臓領域については、肝疾患の患者会組織である愛知県肝友会の事務局を当病院内に置いています。ここに所属されている患者さんの多くが当院で治療を受けています。また、それ以外にも慢性肝疾患の患者さんが初診あるいは紹介で当院において治療を受けています。
内科的治療困難な食道静脈瘤
肝細胞癌、転移性肝癌、その他肝悪性腫瘍、肝良性腫瘍の一部
手術適応のある肝疾患のCT診断とMRI診断は、放射線科専門医が読影し、これに基づいて術式を選択しています。
肝切除術は、開腹で行っています。開腹術は、腹腔鏡手術に比べて手術時間が短いことが利点で、安全性も高い術式です。
肝切除術は、部分切除術から拡大葉切除術まで行っています。
肝癌に対し、内科的にラジオ波焼灼術(RFA)が困難な場合でも、小開腹または腹腔鏡下のRFAを施行しています。
肝動脈化学塞栓療法(TACE)も病態に応じて施行しています。
内科的治療困難例に対して、Hassab手術を中心に外科治療を行っています。
腹腔鏡下脾摘術を基本術式として行っています。
手術室の医療器材
(電気メス、マイクロ波メス、超音波メス、超音波外科吸引装置、ベッセルシーリングシステム、超音波診断装置、3D内視鏡システム、エアシール、麻酔器)
外科専門医制度関連施設
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00~12:00 | - | - | 小竹 | 小竹 | - | 小竹 |
患者さん及びご家族に分かりやすく説明して治療法を決めて頂くインフォームドコンセントを重視して、納得のいく医療を受けて頂けるよう心掛けています。
担当医は、大学病院の肝胆膵外科部門に長年所属し研鑽を積んできました。なかでも肝臓外科領域は専門性が高いので、判断が難しい症例など、ご相談いただければ幸いです。