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診療のご案内

医療安全管理部門

特色・概要

当院は「医療安全対策加算2」を申請しています。当院の医療安全対策は、「患者とその家族、職員とその家族の幸せのために」という当院の基本理念に沿い、「患者の安全を守ることが第一」という視点から行われています。

活動内容・教育研修

医療安全管理者が、医療安全管理委員会と連携しつつ、医療安全に関したインシデント報告を把握し、その分析結果に基づいて医療安全確保のための業務改善等を進めています。
また、医療安全確保のための職員研修を、1年に2回以上、計画的に実施するとともに、医療安全管理者が必要に応じて各部門における医療安全管理の担当者への支援を実施し、その結果を記録しています。毎週月曜日に行われる医療安全ミーティングと月1回の医療安全管理対策委員会、および医療安全推進委員会がその役割を担っています。

組織体制・会議研修

組織体制・会議研修

医療安全管理対策委員会は、理事長、院長、看護部長、事務長および感染管理、施設管理の責任者など当院の各部門の長が出席し、さらに弁護士が相談役として同席し、月に1回、定期的に開催しています。そこでは、日々発生したインシデントを報告し、具体的な対策を講じています。年2回の医療安全研修では、医療安全に関わる対策、問題点を講義形式で実施しています。300名全ての当院職員が受講できるように1回の研修には、日時を変更して、4度の研修機会を設けています。

<医療安全研修会のご案内 平成30年度 第1回>
全職員が参加して学べるように、同一研修を
4回に分けて実施しています。
  • 医療安全勉強会

    日常生活から学ぶ医療安全

    ~ノンテクニカルスキルの応用~

    名古屋掖済会病院 副看護部長
    医療安全対策室

  • ・平成30年9月13日 17:30~
    ・平成30年9月14日 17:30~
    ・平成30年9月15日 16:00~
     場所:第1・2会議室

    ・平成30年9月28日 17:30~
     場所:昴

    ※14、15、28日はビデオ講演会です。

院内巡回

売店前の公衆電話の横のパーテーションが固定されていませんでした。すぐに施設管理課に伝えて、固定してもらいました。
院内巡回

ポジティブインシデントとは

医療過誤の原因としては、「確認不足」が最多となっています。そのため「確認の徹底」ということが毎回問題になりますが、「人はミスをするもの」という前提で、ミスを犯しても安全を守れる、いわゆる「フェイルセーフ」となるようなシステムを構築することに最大の力点を置いています。そのため、「ポジティブインシデント」という視点を重視しています(図参照)。つまり、「なぜ、そのミスが重大事故に至らなかったのか」という視点から、原因を究明し、具体的な業務改善や安全なシステムの構築を図るよう努力しています。

医療安全管理の4大基本姿勢

  • インシデントレポートの提出は「一生懸命に仕事をしているから起こる」ものであることが前提。
  • 重大事故に繋がらないためのシステムづくりが中心課題だと位置づける
  • ヒューマンエラーを起こしても「フェイルセーフ」となるよう、対策を練っていく。
  • 「ポジティブインシデント」(それがあったから重大事故を未然に防ぐことができた)の視点からインシデント報告の中身を拾いあげていく。

地域医療機関へのメッセージ

当院では、一般外来の患者さんとは別に、通院維持透析を受ける血液透析患者さんが毎日200名(日曜日以外)ほど来院されます。1日おきに来院され、長い人では30年を超える方もおられます。そのため、患者さんもご家族も病院のことを良く知っています。同時に、長期に関わるため、「もっと良くして欲しい」という気持ちも強く持っておられる方が多いです。そのため、医療を提供するものと受けるものという「強者・弱者」の関係より、共に良い医療を創っていこうという「共生」の関係が自然に形成されてきています。
そうした中で、当院では、「院長への直通便」という制度を設けました。患者さんとそのご家族が、日頃、不満や気付いたことなどを自由に院長宛てに投書できるシステムです。こうした患者さんやご家族の声を聞くことにより、ハード面だけでなく、挨拶や言葉遣いといった職員のソフト面でも改善を図っていこうとしています。
地域の住民の方々が気持ちよく当院に受診できるようにすることが、医療の安全を高めるための基本だと考えます。「安全」「安心」「安楽」をキーワードとし、地域の方々と気軽に声を掛けあえる関係を構築することが重要だと考えています。

  • 地域医療機関へのメッセージ
  • 地域医療機関へのメッセージ

<安全に治療を受けていただくために>

当院は、血液透析患者さんが沢山治療を受けておられます。治療中に針が抜けてしまうという危険が常にあります。そのため、抜針事故対策は極めて重要な医療安全上の課題です。2007年に行われた全国の実態調査では、1施設当たりの抜針事故件数は3.5件/年でした。最近ではその件数は減少しているものと考えられますが、因みに当院では、患者数が多いにも拘わらず、2017年では1件/年の発生率でした。今後もより安全に治療を受けていただけるよう努力してまいります。

  • 安全に治療を受けていただくために
  • 安全に治療を受けていただくために

最後に

当院では、以下の「責務」を全うできるよう、日常的に努力してまいります。

医療従事者個人の責務

  • 患者の安全を最優先し、安全に医療を提供する責務がある
  • 基本的なや知識・技能を身につける
  • 常に学び続けることが必要
  • チーム医療におけるチーム一員として自己の役割を認識
  • 他の従事者との十分な意思疎通
  • 良好でオープンな人間関係の下で医療を実践
  • 医療機関の安全対策への積極的かつ主体的に参加する必要
  • それぞれの行為のリスクと自己の行動特性を認識
  • 自らの健康状態を原因とするリスクを可能な限り低減するため心身の健康状態を良好に保つよう心がけなければならない