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診療のご案内

リハビリテーション課紹介

リハビリテーション課の特色

当科は朝8時(祝日も含む)よりリハビリテーションセンターを開放し、早朝リハビリテーションが実施できる体制を整えております。入院患者では、発症・受傷の初期段階より理学療法や作業療法、必要に応じて言語聴覚療法(嚥下訓練・摂食機能訓練を含む)を実施し、日常生活の早期自立を目指したリハビリテーションを行っております。また透析患者さん、入院患者さんや退院支援における様々なカンファレンスに、リハビリスタッフが積極的に参加し、集学的な関わりにて患者支援を行っています。

施設概要

当院の施設基準は、脳血管Ⅰ・運動器Ⅰ・呼吸器Ⅰ・心大血管Ⅱ、がんリハビリの施設認可を取得しております。また、当院の患者さんの特性に合わせ、安全で効果的なリハビリ機器を設置しております。スタッフ構成は理学療法士8名、作業療法士4名、言語聴覚士2名、助手1名となっております。
(平成30年8月11日現在)

当院のリハビリ診療時間は9時から16時までとなっております(8時から9時までは透析患者さんを優先します)。リハビリをご希望の方は主治医に、また、初診の方は総合診療科診察時にご相談ください。

  • リハビリテーションセンター
    リハビリテーションセンター
  • 心電図モニターによる状態管理
    心電図モニターによる状態管理

理学療法の紹介

理学療法部門では、脳卒中後遺症や骨折・関節疾患、心疾患、呼吸器疾患などの他にも難病疾患、がん患者など多様なリハビリテーションを行っており、その中でも腎臓病や、糖尿病に対する内部障害リハビリテーションには特に力を入れています。
腎臓リハビリテーションでは、腎不全保存期から血液透析、腹膜透析、腎臓移植前後の患者さんなど様々な病期の患者さんに対応しています。また糖尿病リハビリテーションでは、近年増加の一途をたどっている糖尿病性壊疽による足の切断予防に取り組んでいます。
理学療法では単に体力向上を目的とした運動療法や生活指導の実施だけではなく、患者さんの心身状態や、生活スタイル、透析状況などより個人にフィットしたプログラムの提供が大切と考えており、個別対応の他にも当院が主催する各種集団プログラムへの参加も行っています。
内部障害のリハビリテーションは運動療法のみではなく、薬物療法、食事療法、患者教育などの包括的なリハビリテーションが必要であり、常時他職種協業でのリハビリテーションの実施を心がけています。

  • トレーニング機器による運動療法
    トレーニング機器による運動療法①

    トレーニング機器による運動療法
    トレーニング機器による運動療法②

  • 透析中のリハビリテーション
    透析中のリハビリテーション

作業療法の紹介

作業療法部門では、入院・外来患者さんを対象として「頭と身体、そして生活のリハビリ」に楽しみを交えながら実施しております。
頭と体のリハビリとして、脳トレや四季折々の物づくりを提供します。また集団体操などを用いて患者さん同士がコミュニケーションを取りながら楽しくリハビリを行い、活気を取り戻す支援をいたします。
また当院では、認知症や知能(IQ)の検査にも取り組んでおります。認知機能や知能の検査としてHDS-R、MMSE、WAIS-III等を取り入れており、検査結果に基づいたリハビリや退院支援に活用させて頂いております。
生活のリハビリでは、日常生活動作の再獲得を目指し歩行や着替え・食事・トイレ・入浴の動作練習を実施すると同時に、専門知識を持ったスタッフが必要に応じた福祉用機器の選定も行っております。
透析患者さんへはライフスタイルに合わせたタイミングでリハビリが行えるよう配慮し、朝の体操を実施しております。朝の透析前という時間を有効活用し、体力の維持、および入院で崩してしまいがちな生活リズムを整える手伝いをいたします。
また退院後に、透析通院に送迎バスを利用する患者さんを対象として送迎バスの乗降評価を行います。患者さんご本人やその家族が、より安心で安全な透析通院ができるよう支援いたします。

  • 透析前のリハビリ風景
    透析前のリハビリ風景

    送迎バス昇降評価
    送迎バス昇降評価

  • 日常生活動作の練習
    日常生活動作の練習

言語聴覚療法の紹介

言語聴覚療法部門では言語聴覚士がコミュニケーション障害や、記憶障害、食べ物が飲み込みこみにくい等の障害のある方々に対してリハビリを行っています。
ことばを聞いたり理解すること、話すこと、書くこと、計算などが難しくなる障害(失語症)や記憶障害や注意障害(高次脳機能障害)に対して検査や訓練を行います。
のどや舌・唇を動かす筋肉や神経、声の障害(構音障害)に対して検査や訓練を行います。嚥下訓練の検査では簡易的な検査以外に嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行い、より精度の高い訓練を行います。
訓練には家族の方に参加して頂くこともあります。ことばの障害ではコミュニケーションを円滑に行えるように補助手段の使用方法を家族の方にも学んで頂くこともあります。また、嚥下の障害では食事の調理方法や注意点を覚えて頂くこともあります。
当院は入院患者以外に外来患者に対してもコミュニケーション障害や高次脳機能障害、嚥下障害のリハビリや検査も行っております。在宅の生活に沿えるように努めるとともに、より質の高いリハビリテーションを心がけています。

  • 声帯や飲み込みの検査
    声帯や飲み込みの検査
  • 舌の力の測定
    舌の力の測定

    絵カードを用いた言語訓練
    絵カードを用いた言語訓練

診療実績

平成29年度(2017.4.1~2018.3.31)のリハビリテーション件数は、35,476件でした。疾患別リハビリテーションでは脳疾患と運動器疾患がともに35%であり、がんリハビリテーションが9%でした。また、当院で血液透析治療を受けられている患者さんの34%がリハビリテーションを実施していました。
リハビリテーション効果は、日常生活動作の能力を示す値 FIM (Functional Independence Measure:自分では何もできない状態の18点から自立の126点までを表す)という方法を用いて評価しております。

  • 疾患別リハビリテーション
  • 当院透析患者のリハビリ実践率
  • リハビリテーション効果