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診療のご案内

診療科・部門

※ 総合診療科を除きすべて予約制となります。


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専門外来

  • 免疫細胞治療
  • 睡眠障害・いびき

泌尿器科の特色

膀胱炎前立腺肥大症等の一般的な外来診療から高度の手術まで行っています。
超音波検査、軟性膀胱鏡等の検査機器を備え、泌尿器疾患の専門的な検査が可能です。
腎臓癌の手術では腹腔鏡による低侵襲な手術を行っています。
ホルミウムYAGレーザーを用い、軟性鏡下経尿道的砕石術(f-TUL)やレーザー前立腺切除術(HoLEP)といった低侵襲手術を行っています。
腎・尿管結石に対して体外衝撃波結石破砕装置(ESWL)による外来日帰り治療を行っています。
腎移植に関する診療、二次性副甲状腺機能亢進症や腹膜透析カテーテルの手術など、腎不全外科領域の診療も担当しています。
お子様の診療も行っています。必要に応じ、適切な小児専門医療機関にご紹介します。
鼠径ヘルニアの診療も行っています。
外来診察は予約制とさせていただいておりますが、予約外の診察も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

診療実績

平成28年1月~12月

手術件数 204件

主な手術

<全身麻酔手術>

腹腔鏡下根治的腎摘出術
腹腔鏡下腎尿管全摘術
腹腔鏡下腎部分切除術
膀胱部分切除術
経皮的腎砕石術(Mini-Perc)

10件
1件
1件
1件
2件

<経尿道的手術>

経尿道的腎尿管砕石術(TUL)
経尿道的レーザー前立腺切除術(HoLEP)
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)
 
体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

30件
9件
16件
 
52件

泌尿器疾患と治療

尿路結石治療について

尿路結石とは?
  • 結石は知らないうちに腎臓の中で作られます。結石が腎臓の中にある間は痛みがないので、気付かれません。結石が腎臓から尿管に落ちると背中や腹部に激烈な痛みを生じます。この時に血尿(赤い尿)が出ることがあります。
    小さい結石は尿の流れで自然に排出されますが、結石が大きくて出ない場合・痛みが強い場合・発熱を伴う場合などには結石を取り出す治療が必要です。
    なお、胆石は胆嚢にできた結石のことで、尿路結石とは病態や治療法が異なります。
  • 腎結石(矢印)
    腎結石(矢印)
  • 多発腎結石
    多発腎結石
尿路結石の治療

結石治療の歴史は非常に古く、紀元前から行われていたようです。昔はお腹を切って結石を取り出す手術(切石術)が行われていましたが、1980年代に衝撃波による結石の破砕装置が開発され、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)により体に傷を付けることなく結石の破砕が可能となり、尿路結石の治療は大きく進歩しました。

その一方で、内視鏡による結石治療も行われていましたが、ESWLが広く普及したことと、腎臓に到達できる内視鏡がなかったことから治療できる範囲が限られていたため、ESWLに比べ出遅れていました。

しかし最近になり、優れた内視鏡と結石の破砕に適したレーザー機器が開発されたことにより、細い内視鏡(軟性尿管鏡)とレーザー(ホルミウムYAGレーザー)を組み合わせた経尿道的砕石術(TUL)が開始されました。内視鏡治療は他に、大きな腎結石に対し行われる経皮的破石術(PNL)、膀胱結石に対し行われる膀胱破石術があります。これらにより腎臓・尿管・膀胱といった全ての尿路結石に対し内視鏡による治療が可能となりました。
当院では尿路結石に対し、全ての治療方法が可能で、病状により適切な治療法を選択します。

ESWLは体外から衝撃波を当てることで結石を破砕するため体に傷ができないという優れた治療法ですが、破砕された結石が排出されるときに痛みが生じたり、結石が完全に排出されないといった欠点がありました。

一方、TULは内視鏡で確実に結石を破砕し、同時に破砕した結石を回収するため、ESWLよりも根治率が高く、またESWLと同様に体に傷を付けません。しかし非常に大きな結石の場合には一回で破砕しきれないという限界もあります。

ESWL、TUL、PNLともにそれぞれに優れたところと弱点があり、当院では結石の大きさや患者さんの状態に合わせ、適切な治療法を選択します。また現在でも病態によっては切石術が必要となることもあります。

体外衝撃波結石破砕術(ESWL)

体外で発生させた衝撃波を集中させて、これを腎や尿管の結石に伝え結石を砂状に破砕します。そして砂状になった結石は、尿の流れとともに自然に排出されます。
外来で日帰り治療が可能です。
Sonolith i-sys(EDAP社(フランス)製、2011年導入)
Sonolith i-sys(EDAP社(フランス)製、2011年導入)

経尿道的砕石術(TUL)

  • 直径3mm弱の非常に細い内視鏡(カメラ)とレーザーを用いて結石を破砕する治療法です。
    低侵襲で根治性の高い治療です。
    2~3日間程度の入院を要します。

  • 8Fr 細径軟性尿管鏡
     

  • レーザーファイバー
    (200μm,365μm)
  • HoYAGレーザー(VersaPulse)
    HoYAGレーザー(VersaPulse)
  • 腎結石
    腎結石
  • レーザーで破砕中
    レーザーで破砕中

経皮的破石術(PNL)

背中から腎臓に直接内視鏡を挿入し、レーザーを用いて結石を破砕し、摘出します。
大きな結石に対して有効な治療です。
1週間程度の入院を要します。

  • PNL(mini-Perc)
    PNL(mini-Perc)
  • サンゴ状結石
    サンゴ状結石

腹腔鏡下腎摘出術

腎癌などにより腎臓の摘出が必要な際には可能な限り腹腔鏡手術を行なっています。腎臓の腹腔鏡手術には腸などの腹腔内臓器を覆う腹膜を切って行う方法(経腹法)と腹膜を傷つけずに行う方法(後腹膜法)がありますが、当院では腹腔内臓器損傷の合併症を起こさないように、主に後腹膜法で行なっています。

手術は直径1cm程の筒状の器具をお腹に入れ、ここから内視鏡や電気メスなどの器械を入れて、TVモニターで観察しながら行います。

腎臓を摘出する際には筒を入れていたうちの1か所を腎臓の大きさに合わせて広げ、摘出します。手術後は1cm程度の傷が3か所と腎臓を摘出した際の5〜7cm程度の傷ができます。従来のお腹を大きく切る手術に比べ、傷が小さいため、手術後の回復が早く、傷が目立ちにくいといった長所があります。

泌尿器科の疾患について

膀胱炎

排尿時の痛み、残尿感、頻尿等が生じます。尿検査を行い診断します。多くは細菌性で、抗生物質を内服することで数日で治癒します。細菌感染以外の原因で起こることもあり、原因に応じた治療が必要です。

尿道炎

性行為により感染し、男性に発症します(性行為感染症STD)。排尿時の痛み、尿道から膿が出る等の症状がみられますが、症状があまり現われないこともあります。主な原因は淋菌、クラミジアです。感染の機会があってから発症するまでに数週間かかる場合もあります。尿検査を行い、適切な抗生物質で治療します。放置すると尿道が狭くなり、排尿困難を来たすこともあります。パートナーも同時に治療することが必要です。

性器ヘルペス

性器のピリピリした痛み、ブツブツが生じます。ウイルスの一種であるヘルペスウイルスの感染により発症します。抗ウイルス薬の外用、内服で治療します。

精巣上体炎

陰嚢の痛み、腫れ、発熱が起こります。 抗生物質による治療が必要です。

腎盂腎炎

発熱、背中の痛みを生じ、膀胱炎症状を伴うこともあります。抗生物質による治療が必要です。結石等の尿路の異常を伴う場合には泌尿器科での専門的な治療が必要です。重症化すると致死的な状態になることもあります。

尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石)

背中の痛み、血尿、頻尿、残尿感等の症状が現れます。超音波検査、X線検査、CT検査により診断します。小さい結石は鎮痛剤で痛みをとり、自然に排出されるのを待ちます。結石が大きく、自然に排出されない場合には破砕治療が必要となります。

過活動膀胱

頻尿(トイレが近い)、尿意切迫感(急に強い尿意が起こり、我慢が難しい)、尿失禁等の症状があります。 男女ともに発症します。 膀胱の緊張をとる薬がよく効きます。

尿失禁

主に腹圧性尿失禁(くしゃみやせきで尿が漏れる)と切迫性尿失禁(尿意切迫感とともに尿が漏れる)の二つのタイプがあり、それぞれ治療法が異なります。 腹圧性尿失禁ではまず骨盤底筋体操や低周波治療を行い、改善しない場合には手術を行うこともあります。 切迫性尿失禁には薬物治療が非常に効果的です。

前立腺肥大症

前立腺が大きくなることにより、尿が出にくい、尿の勢いが弱いといった症状が生じます。また頻尿、尿意切迫感といった過活動膀胱の症状を伴うこともあります。50代以降の男性に発症します。超音波検査、尿流量測定(排尿の勢いをみる検査)を行い診断します。まずは薬物治療を行い、改善しない場合には手術を行うこともあります。前立腺癌を合併していることもあるので注意が必要です。

前立腺癌

全く無症状であったり、前立腺肥大症に似た症状がみられます。進行した場合には骨に転移し、痛みで見つかることもあります。血液検査(前立腺特異抗原PSA)により早期発見が可能です。前立腺癌の疑いがある場合には針生検を行い、診断します。治療法には手術、放射線治療、内分泌(ホルモン)治療があります。

膀胱癌

多くは尿が赤くなる血尿で発症しますが、無症状のこともあります。特に、痛みなどの症状がなく、血尿が出る場合には膀胱癌の可能性が高いので、すぐに泌尿器科を受診する必要があります。尿検査、超音波検査を行い、膀胱癌の疑いがある場合には膀胱鏡(内視鏡)検査を行います。初期であれば内視鏡治療(経尿道的膀胱腫瘍切除術)により根治できます。抗癌剤の膀胱内注入療法による治療、再発予防が必要な場合もあります。進行している場合には膀胱全摘術が必要となります。膀胱を摘出した場合、人工肛門のようにお腹に袋を付けて尿を貯める方法が一般的ですが、当院では小腸を用いて膀胱を再建する回腸新膀胱造設術を行っています。転移がある場合には抗癌剤治療が必要となります。

腎癌

血尿がみられることもありますが、最近は人間ドック等の超音波検査で見つかる場合が多くなっています。超音波検査、CT検査で診断します。治療は手術により腎臓を摘出します。当院では腹腔鏡による低侵襲な治療を行っています。転移がある場合には薬物治療を行います。

精巣(睾丸)腫瘍

精巣が大きくなることで気付きます。通常、痛みはありません。10〜20代の若い男性に発症しやすい傾向があります。多くは悪性腫瘍(癌)で、進行が早いのですぐに泌尿器科を受診する必要があります。早期であれば精巣を摘出することで治癒しますが、進行している場合には抗癌剤の投与が必要となります。

陰嚢水腫

陰嚢内に水が溜まり、陰嚢が大きくなります。良性の疾患です。根治には手術が必要です。

包茎

包皮(陰茎の皮膚)が余剰で、亀頭が露出しない状態です。手術により包皮を切除します。

勃起障害(ED)

何らかの原因により勃起が起こらない状態です。内服治療により改善が期待できます。

泌尿器疾患の主な症状

頻尿(トイレが近い)、尿が少ない、残尿感排尿時の痛み、尿意切迫感、尿失禁(尿もれ)、血尿、膿が出る、陰茎の痛み、陰嚢(睾丸)の腫れ、背中の痛み、発熱、勃起障害(ED)

ヘルニア治療について

いわゆる“脱腸”と呼ばれる鼠径ヘルニア(出てくる場所により外鼠径ヘルニア、内鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアなどと呼ばれます)の手術を日帰りで、週末の土曜日を利用して治療できます。場所も名古屋駅からすぐの中村区役所駅から徒歩1分という利便性があり、週末を利用し、人知れず悩んでいたヘルニアを負担が少なく、再発の少ない方法で治療できます。日帰りでなく、2〜3日間の入院で手術を受けたい方はご希望に応じて入院も対応可能です。

麻酔は硬膜外麻酔と静脈麻酔を併用します。硬膜外麻酔は、背骨の脊髄の手前にある硬膜外腔というところに麻酔のお薬を入れることにより、下半身麻酔と違い、手術をする箇所のみの除痛を行うことができる麻酔です。硬膜外麻酔と即効性のある鎮痛・鎮静の静脈麻酔も併用して行うことにより、ほとんど痛みを感じることなく手術を受けることができます。但し、肝硬変などを合併していたり、血が止まりにくいお薬を内服している方は、硬膜外麻酔の代わりに局所麻酔で手術を行うこともあります。

もう一つの特徴は、腎移植外科にも携わっている医師が手術に対応しますので、鼠径ヘルニア手術の中でも敬遠される腎移植後のヘルニア(移植尿管の扱いが手術時非常に大切です)や腹膜透析を行っている方や血液透析を行っている方のヘルニア手術にも対応いたします。 また、腹部の手術の後、その傷からふくらみが出てくるタイプの脱腸(腹壁瘢痕ヘルニア)や臍ヘルニア(いわゆる出ベソ)に対する手術にも対応しています。

ヘルニア手術について

具体的な治療法は、小さな鼠径ヘルニアの対してはメッシュプラグというバトミントンで使用する羽根のような形をした、ポリプロピレンで作られたメッシュでヘルニアの原因となった隙間を埋めることにより治療します。このメッシュプラグも従来よりメッシュ量を少なく、かつ柔らかくした製品を使用することにより、術後の違和感を最小限とするよう配慮しています。大きな鼠径ヘルニアに対しては、ヘルニアの原因となる部位を広範囲に覆うことの出来るダイレクトクーゲルパッチという平らなメッシュを使用し、再発率0%の手術を目指しています(一般的な再発率は5%前後)。

また、腎移植後の鼠径部ヘルニアでは、従来法はメッシュに移植尿管が接することから敬遠される傾向にありましたが、2011年7月から導入された、癒着防止シートとメッシュが2層になったパリテックスメッシュを使用することにより、安全性と根治性を兼ね備えた治療が可能となり、積極的にこの治療を進めております。

スタッフ紹介

植木 常雄(うえき つねお) 部長

  • 資格
    日本泌尿器科学会指導医・専門医
    日本臨床腎移植学会認定医
    日本移植学会認定医
  • 専門領域
    尿路悪性腫瘍、尿路結石、腎移植、腎不全外科、小児泌尿器科、泌尿器科全般
  • 所属学会
    日本泌尿器科学会
    日本泌尿器内視鏡学会
    日本内視鏡外科学会
    日本臨床腎移植学会
    日本移植学会
    日本透析医学会

診療のご案内

●受付開始時間:朝8:00~、夜16:30~  ●外来予約受付:052-451-1541
診療時間
9:00~12:00 植木 植木 植木 植木 植木 堀見
17:30~19:30 渡井 - - - - -